AMD Ryzen 7000 Direct Die Frameはヒートスプレッダを内蔵しないRyzen 7000プロセッサー搭載用のCPUマウントフレームです。ヒートスプレッダを省略することによりCPUクーラーをプロセッサーのチップレットに直接搭載することができ、動作時の温度を大幅に下げることが可能です。これは、記録を追い求めるエクストリーム・オーバークロッカー達だけでなく、ゲーマーやコンテンツ制作者にとっても注目すべきことです。
ゲーミングPCやデスクトップワークステーションではレンダリング処理などで速度が低下しないように、またゲーム時に最高のFPSを実現すべくプロセッサーの冷却が重要となります。 マルチメディアアプリケーション用の静音PCは、プロセッサーからの放熱の効率が良いというメリットもあります。優れた冷却ソリューションに加え、PC愛好家は放熱を最適化するために「ヘッディング」CPUを使用しています。
CPUのヘッディングを行う際にはプロセッサーのヒートスプレッダは取り外します。多くの場合、ヒートスプレッダを再装着する前にメーカーが使用している熱伝導性材料をより高品質のサーマルペーストやThermal GrizzlyのConductonautなどの液体金属に置き換えるために行われます。いわゆる「ダイレクトダイ」ではヒートスプレッダを完全に省略し、CPUクーラーのベースプレートがCPUに直接接触するようになっています。
CPUクーラーをCPUチップに直接取り付けると、CPUの動作中に発生する熱廃熱は直接クーラーに放熱され、まずヒートスプレッダーを経由する必要がありません。これにより、放熱がより効率的になり、CPUがより冷却されるようになります。AMD Ryzen 7000 Direct Die Frameの目的はRyzen 7000のCPUの露出したチップレットを保護することです。Direct Die FrameがないとCPUクーラーの接触圧でCPU機能が損なわれてしまい、最悪の場合CPUが使用できなくなる可能性があります。
- AMD Ryzen 7000に対応
- 上部ヒートスプレッダーのが切り離されたRyzen CPUの搭載が可能
- 取り付け簡単
- 陽極酸化アルミニウム"